「特別編1」 ツイッターにおけるネカマの有用性について
はじめに
本ブログでは普段就活や転職用の記事を書いています。ブログで重要なのはどれほどの人に記事を見てもらえるかです。そのためにどの情報に需要があるか知らなければなりません。
そこで著者は天才なので実際の就活生の需要を知るために実際に就活生のフリをしてツイッターに潜り込みました。で、色々な声を聞いていくにあたりふと気になってしまったのです。
「これネカマやったらどうなるんだ?」
ではスタート。
実験内容
実験手順としては
・男性、女性のツイッターアカウントを作成
・それぞれ同じ人をフォローする(今回は154人)
・FFの情報を調査
というようになります。
今回の実験に参加していただく二人はこちら。ネタバレ防止のためフォロー・フォロワー数は隠してあります。
にし(男)
にし君。アイコンはたまたまフォルダにあった天ぷらの画像。この時点でポイント高い。技術系の就活生をするフリが必要と考え、まあ理系だろうと誰でも予想のつく大学院一年生の設定です。@FlushableTの由来は垢作成時に机の上にあった流せるティッシュ。
おしお(女)
おしおちゃん。作ったのはにし君の2日後。残念ながら僕は女ではないのでどのようなプロフィールにすればいいのかわかりません。というわけでネカマ情報の設定は以下のように行いました。
- 名前
就活生は御社にSNSを知られたくないはずです。それゆえアカウントの名前は基本的に個人を特定できないものとなります。そこで必要となるのが以下の2条件
・「女性であること」
・「個人を特定できないこと」
....腐女子の皆様です。そこで腐女子御用達のプロフィール「成人済み」というキーワードでツイッター検索をかけ一番最初の人と同じ名前にしました。本家おしおさんなんかありがとうございました。 - アイコン
強い女メーカーみたいの使っている人がちょくちょく見られたのでそこから適当に検索して適当に設定。就活も適当が一番大事です。嘘です。 - プロフィール
適当。誰を参考にしたか忘れた。 - 文体
こればかりはどうにもなりません。就活中の女子大生に化けるにあたって必要な条件は2つ。
・「女性であること」
・「技術系総合職を狙ってそうな学歴帯であること」
........お茶の◯女子大学の皆様です。ごめん。男性にはなく女性にそこそこ見られ、なおかつそれなりの学歴の女子大生が使う文体として、「...」というのがあったので「...」を乱用しました。
実験結果
では早速結果を示していきます。作ってから20日後の集計です。フォロー数、フォロワー数の他にフォロバ数、こちらがフォローしていない新規フォロワー数を集計しました。集計結果が下の表です。
|
にし |
おしお |
フォロー数 |
151 |
152 |
フォロワー数 |
126 |
152 |
フォロバ数 |
78 |
83 |
フォロバ率 |
51.6% |
54.6% |
新規フォロワー数 |
48 |
67 |
はい、結構意外な結果が出たのではないでしょうか。
・フォロバに関しては男女の差はほぼない
・女性の場合向こうからフォローされる案件が圧倒的に多い
という感じです。フォロー数の違いは鍵垢のフォロリクが許可されたか否かです。
「人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱く」というのを心理学用語で返報性の原理といいます(wikipedia)。この実験を返報性の原理に当てはめた場合、「他人」が男だろうが女だろうが返報性には差がないという結果になりますかね。ちなみに好意の追加ということでフォロバしてくれなかった人にいいねを送りつけましたがこれでフォローが返ってきたのは20人中4人でした。世知辛いね。
一方大きな差がでたのは新規フォロワーです。倍率にして1.4倍となりました。確かに男性側としては近づきたい存在ではありますし女性側としてはアプローチ相手としてハードルが低い存在ではありますね。頭ではわかってましたが実際数字として世に出されたことはないような気がします。世界初ですよ世界初。いや知らんけど。
終わりに
ネカマしたらどうなんだ?という興味本位の実験ですが
・フォロバに差はない
・向こうからはガンガンくる
という結果が得られました。実際初めてのツイートのいいね数は男性アカウントが2つ、女性アカウントが7でした。相当差がでますね。
あとがき
興味本位で始めた実験でしたがよくある性差別・ジェンダーという問題にも少し関連あるデータな気がします。就活においても女性の社会進出が叫ばれて久しいですが今後どうなっていくんでしょうね。またツイート内容とかプロフィールに差があるので実験としては要再検証だと思われます。
最後に突然変な記事を失礼しました。
文責:NK